YouTubeの「上級者向け機能」とは?関連動画を載せるための設定方法を解説

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YouTubeショートを投稿しているものの、概要欄に貼ったURLがただの文字列になってクリックできない、あるいは動画内に「関連動画」のリンクが表示されなくて困っていませんか。これは、アカウントの信頼性を証明するためのステップが完了していないことが主な要因です。

本記事では、ショート動画からロング動画へ誘導するために不可欠な「上級者向け機能」の中身と、それを有効にするための具体的な手順を整理しました。ビデオ認証や身分証を使った設定を行い、動画の拡散力を最大化させるための環境を整えましょう。

目次

YouTubeの「上級者向け機能」を有効にするメリット

ショート動画が爆発的に再生されているのに、視聴者がチャンネル内の他の動画へ流れてくれないという悩みは多くの投稿者が抱えています。せっかく興味を持ってもらえても、次にクリックすべき場所が用意されていなければ、ユーザーはすぐに別のチャンネルへ去ってしまいます。上級者向け機能を有効にすることで、こうした機会損失を防ぎ、戦略的なチャンネル運営ができるようになります。

1. ショート動画から通常の動画へ「関連動画」として誘導できる

ショート動画の視聴画面に、特定のロング動画へのリンクをボタンとして表示できるようになります。これは、ショートを「予告編」として使い、本編へと視聴者を導くための強力な仕組みです。

この機能を活用することで、ショート動画の再生数をメイン動画の視聴数へ直接的に転換することが可能になります。 設定はPC版の管理画面から行い、1つのショート動画に対して1つの動画を紐付けることができます。

2. 動画の概要欄にクリック可能な外部リンクを貼れる

上級者向け機能が有効になっていないアカウントでは、概要欄やコメント欄にURLを記述しても、青いリンクとして機能しません。これはスパムや悪質なサイトへの誘導を防ぐための制限です。

機能を有効にすれば、自社サイトやSNS、商品販売ページなどへのリンクが即座にクリック可能になります。視聴者が興味を持った瞬間に次のアクションを促せるようになるため、マーケティングの成果に直結します。

3. 1日のアップロード数とライブ配信の制限がなくなる

標準のアカウント状態では、1日に投稿できる動画の数やショート動画の作成数に一定の制限がかかっています。特に、短期間で大量のコンテンツをテストしたい初期段階では、この制限が壁になることがあります。

上級者向け機能を解放すれば、こうした回数制限が大幅に緩和され、より自由な頻度で発信を続けられます。ライブ配信の実施回数も増えるため、ファンとのリアルタイムな交流を重視したい場合にも必須の設定です。

「上級者向け機能」を利用するための前提条件

上級者向け機能を設定しようとしても、メニューが選択できないことがあります。これは、YouTubeのアカウント設定が段階的に設計されているためです。いきなり最終段階の設定を行うことはできないため、まずは土台となる認証を一つずつクリアしているか点検する必要があります。

1. 電話番号による「中級者向け機能」の認証を済ませる

上級者向け機能へ進むための最初の門番は、電話番号を使った認証です。これを完了させることで、15分を超える動画の投稿や、カスタムサムネイルの使用が可能になります。

もし、まだ自分の好きな画像をサムネイルに設定できていない場合は、このステップが未完了です。設定画面の「機能の利用資格」から電話番号を入力し、SMSで届くコードを認証することから始めてください。

2. コミュニティガイドラインの違反がない状態を保つ

YouTubeのルールを守って運用していることも、高度な機能を使うための条件です。著作権侵害や不適切なコンテンツの投稿により、警告(ストライク)を受けている期間は、新しい機能の申請が却下される場合があります。

過去の投稿を見直し、警告が残っていないかを確認してください。クリーンな運用実績を積み重ねることが、アカウントの信頼スコアを高める一番の近道となります。

3. Googleアカウントの本人確認設定を完了させる

YouTubeはGoogleのアカウントと紐付いているため、Google側の本人確認設定も重要です。2段階認証が有効になっているか、連絡用のメールアドレスが正しく登録されているかを確認しましょう。

特にビデオ認証を行う場合、Googleアカウントへのアクセス権限が正しく設定されていないとエラーが発生します。アカウントのセキュリティ設定を最新の状態に保っておくことで、認証作業がスムーズに進行します。

機能を有効にするための3つの認証方法

前提条件をクリアしたら、実際に上級者向け機能を有効にするための認証作業に入ります。YouTubeでは、自身の環境や好みに合わせて3つのアプローチを用意しています。どれを選んでも最終的に解放される機能は同じですが、承認までにかかる時間や必要な手順に違いがあります。

1. スマホカメラを使って自撮りする「ビデオ認証」

自身の顔をスマホのカメラで撮影し、Googleに送信する方法です。画面の指示に従って視線を動かしたり、顔を左右に振ったりするだけで、AIが実在の人間であることを判定します。

ビデオ認証は通常24時間以内に確認が終わり、最も早く機能を使い始められるため、急いでいる人に推奨される方法です。 撮影データは認証完了後に一定期間で削除されるため、プライバシーへの配慮もなされています。

2. パスポートや運転免許証を提出する「身分証明書」による確認

有効な身分証明書の写真をアップロードして認証を受ける方法です。パスポート、運転免許証、マイナンバーカードなどが利用可能で、公的な書類に基づいた確実な本人確認が行われます。

こちらも通常24時間以内に承認作業が完了します。ビデオ認証がうまく認識されない場合や、顔を動かす操作に抵抗がある場合に選ばれる手段です。

3. 継続的に投稿して2ヶ月ほど待つ「チャンネル履歴」の構築

特別な認証作業を行わず、日々の投稿を続けることで自動的に機能が解放されるのを待つ方法です。およそ2ヶ月間、コミュニティガイドラインを守りながら運用を続けると、システムが信頼性を判断します。

身分証を提出したくない、あるいは自撮り認証をしたくない場合に適しています。時間はかかりますが、最も手間をかけずに機能を有効にできる、自然なプロセスと言えます。

認証方法承認までの時間の目安必要なもの特徴
ビデオ認証最大24時間カメラ付きスマホ手軽で最も早く完了する
身分証明書最大24時間パスポートや免許証公的な書類で確実に認証できる
チャンネル履歴約2ヶ月継続的な動画投稿認証作業なしで自動的に解放される

ショート動画に関連動画をリンクさせる具体的な手順

上級者向け機能が無事に有効化されたら、いよいよショート動画に関連動画を紐付けてみましょう。この設定はスマートフォンのYouTubeアプリからは行うことができず、PCブラウザ版の管理画面(YouTube Studio)を使用する必要があります。視聴者の導線を設計するための、具体的な操作手順を整理します。

1. PC版YouTube Studioの「コンテンツ」メニューを開く

ブラウザでYouTube Studioにログインし、左側のサイドバーから「コンテンツ」を選択します。ここには、これまでに投稿した全ての動画がリスト形式で表示されています。

関連動画を設定したい「ショート動画」を見つけ、そのタイトルや鉛筆アイコンをクリックして設定画面に入ります。 一覧から目的の動画を素早く見つけるために、フィルタ機能でショート動画のみを抽出すると作業が楽になります。

2. 動画の編集画面で「関連動画」の項目を選択する

動画の詳細設定画面を右側にスクロールすると、字幕や終了画面の設定と並んで「関連動画」という項目が見つかるはずです。以前はこの機能がありませんでしたが、現在はここでリンク先を指定できます。

この項目をクリックすると、自分のチャンネル内にある動画の一覧がポップアップで表示されます。ここで選択した動画のタイトルが、ショート動画の再生画面上にボタンとして合成されます。

3. 紐付けたい既存の動画をリストから指定して保存する

リストの中から、視聴者を誘導したいロング動画を選んでください。選択が完了したら、画面右上の「保存」ボタンを必ず押すようにしましょう。

保存が完了すれば、すぐに反映されます。ショート動画の再生画面の左下、チャンネル名の上あたりに、選択した動画へのリンクが表示されているかスマホで最終確認してください。

概要欄に外部リンクを載せるための設定ポイント

上級者向け機能が有効になると、概要欄に入力したURLが自動的にクリック可能な「青いリンク」へと変わります。しかし、設定を済ませても反映されないケースや、リンク先の安全性についてGoogleがチェックを行っている側面もあります。リンク機能を最大限に活用するための注意点を確認しましょう。

1. URLを貼ってもクリックできない理由を把握する

上級者向け機能が「無効」のままだと、YouTubeは概要欄のURLを単なるテキストとして扱います。これは、スパム業者が新しいアカウントを作って一斉に宣伝サイトへ誘導するのを防ぐための防壁です。

ビデオ認証などが完了した瞬間に、過去に投稿した全ての動画のURLも一括でリンク化されます。 もし有効化してもリンクにならない場合は、URLの書き方が間違っていないか、半角で入力されているかを確認してください。

2. 上級者向け機能の承認後にリンクが有効化されるタイミング

認証作業を終えてから、実際にリンク機能が解放されるまでには若干のタイムラグが生じることがあります。通常は数時間以内に反映されますが、稀に1日程度かかる場合もあります。

設定画面で「有効」という緑色のラベルが表示されているかを確認してください。ラベルが有効になっていれば、あとはシステムの反映を待つだけで問題ありません。

3. リンク先の安全性を確認するGoogleの仕組み

YouTubeはリンク先のウェブサイトが安全であるかを常にスキャンしています。フィッシングサイトやアダルトコンテンツ、規約違反のサイトへのリンクを貼ると、たとえ機能が有効でもリンクが削除されたり、警告を受けたりすることがあります。

常に信頼できる正規のURLを貼るようにし、短縮URLなどを使う場合は転送先が怪しまれないように配慮してください。 正当なリンクであれば、継続的に高いクリック率を維持できます。

ビデオ認証がうまくいかない時のチェック項目

最も手軽なビデオ認証ですが、スマホの機種やブラウザの設定によっては、途中でエラーが発生して進めなくなることがあります。特にカメラの起動や顔の認識でつまずくケースが多いため、失敗した際に確認すべきテクニカルな項目をまとめました。

1. ブラウザのカメラアクセス許可がオフになっている

スマホのブラウザ(ChromeやSafari)が、カメラの使用を禁止していると認証画面が進みません。設定アプリからブラウザの設定を開き、カメラへのアクセスを許可してください。

また、ブラウザ内の「設定」でもカメラがブロックされていないか確認が必要です。一度カメラを許可した状態でページを再読み込みすれば、撮影が開始されます。

2. 照明が暗すぎて顔の輪郭を認識できていない

部屋が暗すぎたり、逆に逆光で顔が真っ暗になっていたりすると、AIが顔を正しく認識できません。日中の明るい窓際や、照明が直接当たる場所で撮影するようにしましょう。

眼鏡や帽子、マスクも認識を妨げる要因になります。撮影の瞬間だけはこれらを外し、顔のパーツがはっきりと見える状態で指示に従ってください。

3. Googleアカウントに登録されている生年月日との整合性

ビデオ認証を行う際、Googleアカウントに登録されている年齢が「18歳未満」だと、そもそも機能が制限される場合があります。認証前に、アカウント情報の生年月日が正しいかを確認してください。

未成年の場合、一部の機能制限が解除されない設計になっていることがあります。正しい年齢情報を登録した上で認証を進めることが、エラーを回避する基本です。

チャンネル履歴によって自動承認されるまでの流れ

「身分証を出すのは怖いけれど、ビデオ認証も恥ずかしい」という人にとって、チャンネル履歴による承認は唯一の選択肢です。この方法は何か特別な操作をする必要はありませんが、YouTube側が「この人はスパムではない」と確信するまでの条件を理解しておく必要があります。

1. 投稿頻度と視聴者とのやり取りを維持する重要性

数週間に一度の投稿では、履歴が溜まるまでにより多くの時間がかかります。週に2〜3回程度の定期的な投稿を心がけ、アカウントが「生きている」ことをシステムにアピールしましょう。

また、コメントへの返信やコミュニティ投稿なども、アクティブなユーザーである証拠となります。継続的にプラットフォームを利用している様子を見せることで、承認までの期間が短縮されることがあります。

2. 承認されたことを通知メールや設定画面で確認する

条件を満たして上級者向け機能が有効になると、登録しているメールアドレスに「上級者向け機能を利用できるようになりました」という通知が届きます。

見逃した場合は、YouTube Studioの「設定」>「チャンネル」>「機能の利用資格」から確認してください。履歴による認証はいつの間にか終わっていることが多いため、定期的なチェックが欠かせません。

3. 履歴がリセットされないようガイドラインを遵守する

せっかく履歴で機能が有効になっても、その後に重大な規約違反を犯すと、上級者向け機能が再び無効化されることがあります。一度無効になると、再申請にはさらに長い時間がかかります。

常に最新のガイドラインを把握し、他人の著作物を無断で使わないなどの基本的なルールを守りましょう。一度得た信頼を維持することが、長期的なチャンネル成長の鍵です。

著作権に関する異議申し立てが可能になる仕組み

上級者向け機能は、単に動画を伸ばすためだけのツールではありません。自分の権利を守るための重要な防衛策でもあります。Content IDと呼ばれる自動識別システムにより、自分の動画が誤って著作権侵害と判定された際、正当な主張を行う権利がこの機能によって付与されます。

1. 著作権の申し立てに対する不服申し立ての権利

自分のオリジナルの動画であるにもかかわらず、誤って著作権の申し立てを受けた際、これに異議を唱えることができます。上級者向け機能がないと、この手続きがスムーズに進まない場合があります。

正当な権利を守るためには、アカウントのランクを最高段階まで上げておくことが推奨されます。不当な申し立てから動画を守り、収益化の権利を維持するために必要な手続きです。

2. 自分の動画を保護するためのContent ID管理機能

将来的に自分の動画が他人に無断転載された際、それを検知して対処する機能も、アカウントの信頼度によって使い勝手が変わります。高い機能利用資格を持つことで、YouTube側のサポートも受けやすくなります。

自分のコンテンツを「資産」として守る意識を持ちましょう。上級者向け機能の有効化は、クリエイターとしての権利を確立するための法的な準備に近い意味合いもあります。

3. 正当な引用や利用を証明するためのプロセス

「フェアユース」などの概念に基づき、正当な範囲で他人の素材を引用している場合、その正当性をYouTubeに伝える必要があります。高度な機能が有効であれば、こうした説明の場が提供されます。

一方的に動画を削除されないための防御壁として機能します。自信を持って制作を続けるために、まずは自分のアカウントを「上級」の状態にまで引き上げておきましょう。

機能を有効にしても関連動画を載せられない時のトラブル解決

設定を全て終え、認証も「有効」になっているのに、なぜかショート動画に関連動画のボタンが表示されない、あるいは項目が見つからないということがあります。こうしたケースの多くは、端末の環境や設定場所の勘違いによるものです。最後の仕上げとして、よくあるトラブルの解決策を確認してください。

1. アカウント設定の「機能の利用資格」を再確認する

まず、本当に有効になっているかを再度確認しましょう。中級者向け機能までしか有効になっていない場合、関連動画の項目は表示されません。

設定画面の3番目の項目である「上級者向け機能」が緑色の「有効」になっていることを目視してください。 もし「要件」という表示のままなら、まだ認証作業が完了していません。

2. 変更内容が全サーバーに反映されるまでの時間を待つ

設定を変更した後、視聴者側の画面に反映されるまでにはタイムラグがあります。自分では変更したつもりでも、他のスマホから見るとリンクが出ていないことがあります。

反映には数分から、長ければ1時間ほどかかります。ブラウザのキャッシュをクリアしたり、別の回線から確認したりして、反映を待つのが一番の解決策です。

3. スマホ版アプリとPC版ブラウザの機能差を理解する

繰り返しになりますが、ショート動画の「関連動画」設定はスマートフォンのYouTubeアプリからは操作できません。スマホだけで運用している人は、この点で見失うことが多いです。

スマホのブラウザでPC版サイトを表示させるか、PCを使って設定を行ってください。「どこで設定できるか」を正しく把握することで、迷う時間をゼロにできます。

機能の段階解放される主な機能認証に必要なアクション
標準機能動画投稿、プレイリスト作成チャンネル開設
中級者向け機能15分超の動画、カスタムサムネイル電話番号認証
上級者向け機能関連動画の紐付け、外部リンク、異議申し立てビデオ認証、身分証、または履歴

まとめ:上級者向け機能を解放してショート動画の導線を完成させる

YouTubeの上級者向け機能は、ショート動画をフックにチャンネル全体の再生数を伸ばすための必須設定です。ビデオ認証や身分証提出を行うことで、24時間以内に「関連動画」のリンクや「概要欄の外部リンク」が使えるようになります。

まずはPCでYouTube Studioを開き、自身の機能利用資格を確認することから始めてください。導線を正しく設計することで、視聴者を迷わせることなく、あなたのチャンネルの魅力を余すことなく届けることができるはずです。

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